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COLOPLOO MAGAZINE

この人を知ってたら業界通!業界人がびっくり仰天の話題の人物に スポットを当てます。

2009/06/15

「業界人のつぼ」今回のゲスト、アーティストのカオルコさんへのインタビュー後半。
英語がしゃべれないというカオルコさんが、ニューヨークで起きた様々な出来事や日本人の女性としていかに世界で生きてくかを語っていただきました。

柳)

ニューヨークで生活していて驚いたことはありますか?

カオルコ)

人が不親切で驚きました(笑)
日本に何かを送ろうとしても、英語が上手でないと、話が進まないの!
わざわざ「助けてあげよう」なんてやさしくはしてくれませんから!

柳)

どんな感じなんですか?

カオルコ)

例えば、タクシーに乗っても「お前は英語がしゃべれないのか?」ってずっとツッコまれて、困って黙ってしまうと、すごいスピードでずっと話しかけられ続けたり・・・・・・。悲惨な目にあいましたね。

柳)

食生活はどうでしたか?

カオルコ)

結構、自炊してました。
わたし、パンとかそういう洋食とか苦手でして・・・・・・。

柳)

それは大変ですね。

カオルコ)

だから自分で作ったものが1番美味しいと感じてしまうぐらいに食事は口に合う店が少ないんですよ、パスタとか食べてもアルデンテじゃないのが当たり前なの。

柳)

「ぐにゃーっ」となってるんですね。

カオルコ)

そうそう。日本での外食に慣れていると戸惑いますね。

柳)

家ではどんな料理を作ってたんですか?

カオルコ)

焼き魚を焼いたりだとか、おみそ汁とご飯を炊いて、普通にメンチコロッケを作ってみたり。カレーや、あと肉じゃがも作りますよ。

柳)

日本食ですねえ~。

カオルコ)

そうですね~(笑)

柳)

外食もそんなにしないんですか?

カオルコ)

ニューヨークに行くとむちゃくちゃ忙しくて、絵も描いて、打ち合わせもしてレセプションにも出て、みたいな感じで続くので、あんまり遊んでる暇がないんですよ。

柳)

ニューヨークで絵も描くんですか?

カオルコ)

絵も描きます。
日本でも描きますし、ニューヨークでも描きます。
それじゃないと間に合わないので・・・・・・。

柳)

ニューヨークで絵を描くのと日本で描くのとは違いますか?

カオルコ)

そうですねえ、ニューヨークは何もやってないといたたまれない街なんですよ。
観光で1週間いるのと全然違う感覚なんですけど、何も目的がなく住もうと思うと、すごく焦りを感じる。何か目標がないと追い詰められるくらい、街全体がパワフルだし、女性もすごくたくましいですよ。
何か自分が見せられるものを持ってないと負けちゃうんですよ。だから絵を描いていないと不安になりますね。

柳)

すごいパワーを感じますよね。

カオルコ)

ニューヨークの人に言われるのは、「いつでも見せられるように名刺みたいに作品を持て」って。日本人なら、少しうっとしいでしょ? 「これ、僕の作品なんだよ」ってグイグイ見せられたらね。だけどニューヨークではそうじゃないといけないんですよ。それを、わからせてもらった出会いもたくさんあって。
ニューヨークのホテルでファッションデザイナーの津森千里さんにばったり会って、それで一緒にご飯に行った時に、そこに偶然、ロックスターの内田裕也さんがいらっしゃって。内田裕也さんは自分の写真集をカウンターの上に置いてたんですね。で、「オレはニューヨークに来たときはいつも写真集を持ち歩いてるんだ」って言われて、「君もいつでも作品を見せられるように持ってないとダメだぞ」って教えられましたね。

柳)

すごい出会いですね。
では、カオルコさんも自分の作品を持ち歩いてるんですか?

カオルコ)

そうですね。
パーティーにちょっと立ち寄っただけでも「どんな作品描いてるんだ?」って言われるので、自分の作品が載っているパンフレットを持ってます。やっぱりあちらの価値観は全然違うし、自分を自己主張しないとやっていけないんですよね。

柳)

カオルコさんは日ごろから自己主張するタイプなんですか?

カオルコ)

本来の自分は自己アピールするとか主張するのはすごく苦手なんですけど、ニューヨークに行って、例えば「どこかご飯行く?」ってなって「どうしようかなぁー」なんて迷っていると、話が次に進んで、「じゃあ、君いかないのね」って置いていかれるんですよ。だから、イエスかノーかの判断を瞬時にしなければいけないし、決断も早いんですよ。
わたしみたいに、性格的にゆっくりしてるタイプは、それを意識してやっていかないとニューヨークではやっていけないですね。

柳)

カオルコさんがニューヨークで個展を開くときに着物を着ていますよね?

カオルコ)

まあ、みんな借り物なんですけど(笑)
着付けはニューヨークで日本人の方にやっていただきました。

映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のジェリーザッカー監督と

柳)

ニューヨークで着物を着るというこだわりはありますか?

カオルコ)

ニューヨークで絵を描いていてやっぱり日本の文化を自分の武器としていくのがとても大事だなと思いましたね。
だから、日本の文化を絵に取り入れることも意識するようになって。浮世絵とか着物の柄とか、昔の絵とかを研究して、自分の中で消化して取り入れるようにしていて、少しでも日本の文化が伝わるようにしながらわたしなりの現代アートという形になっていけばと思ってます。
なので、わたし自身も着物を着て個展やパーティーなどは出るようにしています。

柳)

日本にいる時は着物を着たりしていましたか?

カオルコ)

いや、全く(笑)夏に浴衣を1度ぐらい着るぐらいでしたけど、やっぱり日本人だと着物を着ているのも自然だし、受け入れられやすいっていうところがありますね。やっぱり日本のよさが海外に行くとわかりますね。
日本って物を落としても誰かが拾ってくれたりするんですけど、ニューヨークではそういうことはないですね、勝手に持って行かれます(笑)レストランでもバッグをイスにかけたりしたらダメですね。ヒザの上に置いとかないと、これも持っていかれますね(笑)

柳)

それは日本ではなかなかないですよねえ。

カオルコ)

ぼーっとしていると流されてしまう街なので、自分の本能とか直感力とかを大事にしてないと勝てないなって思って、生活してますね。

柳)

では、今後ニューヨーク以外で個展を開催したい地域はありますか?

カオルコ)

やっぱりヨーロッパは行きたいですね。それで、どんな評価を受けるかをみてみたいです。
ただ、今は現代アートの中心がニューヨークだと思うので、ニューヨークに拠点をおいて活動していきたいですね。

柳)

では最後に、アーティスト・カオルコはこれからどうなっていきますか?

カオルコ)

自分を試すってことが自分の喜びだったりもするので、これからどうなるか全然わからなくて、「自分でもよくこんなことやるよなー」って思うこともありますね。ただ、「自分の作品を誰かに認めてもらいたい」っていう思いを10代の頃からずっと追いかけ続けてるのかなって思いますね。

柳)

貴重なお話ありがとうございました。

カオルコ)

ありがとうございました。



インタビュー中も常にニコニコとされていたカオルコさん。
不思議な雰囲気で、見た目の可愛らしさの反面、アーティストとしてのブレない芯の強さもあり、話にグイグイと引き込まれていきました。
インタビュー後、写真を何枚か撮らせていただいたのですが、「かわいく撮れてる?」と笑顔で言いながら写真を丹念にチェックされていたのが印象的でした。
もともとかわいいんですから大丈夫ですよ~。(編集部)

カオルコさんがデザインした「チャリティ・エコトートバッグ」が現在発売中です。
詳しくはこちら http://eco-tote.jp/


プロフィール

カオルコ
1986年白土会(日本画)入選後、童話作家の五味太郎氏に師事。 1995年パルコアーバナート展奨励賞を受賞し、その後テレビ番組のキャラクターやセットデザインなども制作。 2009年4月、NYの「チェルシーミュージアム」にて個展を開催。
『KAORUKO×NY=アートジャーナル』 http://kaoruko.laff.jp/

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